HeavyBommer@blog
時事ネタ、コンピュータ、家電、プログラミング等々、思ったこと/考えたこと/提案/使用レポ/Tipsなどを思いついたときに書いてゆきます
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
戦闘妖精雪風
小説 戦闘妖精雪風(改)グッドラック および OVA 戦闘妖精雪風 を読み(視)ましたので感想・考察など。
なお、ネタばれを含みますので、いやな方は「続きを読む」をクリックしないようにお願いします。
まず、進め方ですがOVA版を基本に進めたいと思います。
それに対応する小説ストーリーの感想を混ぜ合わせるという感じで。

OPERATION1
何はともあれ、グラフィックはやはりすごいですね。
かなりそそられます。
しかし、戦闘機の構造に関してはちょっと見た目偏重かなと思いますね。
原作(小説の表紙等に一応描かれている)とは根本的に異なっていますし、ステルス性を考慮すると現実にはあんなこてこての外観にはならないはずです。
それに、特殊戦機は格闘性能より高速性(離脱する)ほうを優先するはずなので、そのためには大きなカナード翼なんかは邪魔になるはずですからね。

ジャム機の外観は原作内でも余り言明されていないので、形はあんな感じも良いのかもしれません。
(自分としてはもっと一般的な航空機寄りだと思っていましたが)
でも、近くから直視しても立体構造がよく分からないくらい真っ黒だという描写があるので、派手にきらきらしているのはどうかと思いましたね。

あと、人物ですが、(クーリィ准将以外)外見は大体OKだと思います。戦闘機乗りに長髪はあり得ないという意見もありますが、まあそのくらいは許容範囲かなと。
内面的な部分としては、ブッカー少佐が零に肩入れしすぎているところや零が弱そうなところが気にかかりました。
原作では、少佐は零を友人だとは思っているものの、基本的な性格はやはり特殊戦の例に漏れず「自分の生き残りが最優先」だと思っていて、零はそのための役にも立つからというのが(肩入れする理由として)随所で説明されています。
方や零のほうですが、OVAでは「心の傷を負った青年」って感じが強すぎるように思います。
原作ではそういう傾向はあるものの、一匹狼のような強さを兼ね備えつつ影もあるような感じのイメージだったのですがね。

では、内容のほうに。
まず、初っ端でグレイシルフを撃ち落す話が出てきます。
原作では、格闘戦の末至近距離からミサイルを撃ったために自機もダメージを追うわけですが、OVAでは敵機を追って回り込んだミサイルが自機横で敵機に命中してという形です。
実際に通常の短射程ミサイルはこんな機動はできません。
ミサイルの機動力はそんなに高いものではありませんし、ああいった追尾をしてしまうと自機に当たる危険性があります。
まあ、FAFでは必要性から高機動型のAAMを開発している可能性はありますが、そうなると燃料も多くなりますし、舵面も大きくする必要があるので短射程AAMとしては大きくなりすぎるでしょう。
ミサイルの設計思想としては、目標の進路に先回りして予想会敵点に高速で向かうというのが普通ですし、これはおそらく将来も変わらないと思います。
そのように考えると、原作は頷けますがOVAはちょっと現実的ではないですね。

次はジャムの高速ミサイルへの対処シーンです。
まず、高速ミサイルが谷間を縫って追尾してくるのがそもそも×。
高速ミサイルというくらいだからMach6とかは余裕で超えているのでしょう。(Mach4程度だと現在でもあるので)
それが谷間を縫うのは不可能だと思われます。
次に雪風が反転してGUNでミサイルを破壊するシーンですが、いくらなんでも近すぎでしょう。
その後爆風に吹き飛ばされていますしね。
それでも、無傷で飛んでいる雪風…
この時点で雪風はまだスーパーシルフです。
原作では反転機動の無理がたたってエンジンストールしていますがそういうのもないし、そもそもあんな至近距離でミサイル破壊して爆風に吹っ飛ばされているのに無傷なんてあり得ません…
あれじゃ近接信管のミサイルでは撃墜できないということになってしまいますね。

次、ジャムの偽基地での話しですが、原作設定でジャムの作る偽人間は光学異性体(アミノ酸のパターンが鏡面反転しているらしい)でできていて、食料も同じなので人間には消化できないというのがあります。
そのために、零は食事を吐いていたのですが、この説明がないとこの辺はさっぱりですね。
で、零に消化できる食べ物ということで、(零の推測ですが)バーガディッシュ少尉(を料理したスープ)を食わされることになるわけです。
この経験もその後の零の変化に結構影響しているはずなので、もうちょっとはっきり表現しても良かったかなと思います。

最後に、雪風転送の場面ですが、まずはそこに至るまでの少佐側。
OVAではFRX-99(後にレイフと命名)が評価試験で(少佐が母機に乗った状態で)飛んでいるところを、雪風に乗っ取られます。
原作ではこの時点で少佐はすでにFRX-99を有人機に改造したFRX-00(後にメイヴと命名)に乗っています。
ここがまずおかしなところですね。
FRX-99はフリップナイトシステムと違って完全自立制御の無人機です。
いくら評価試験だからといって、FAFの制空権がないような地域まで母機付きで赴くのはおかしいです。
もっと安全な空域でやるとか、実利をかねた評価なら地上基地からのモニタで充分でしょう。
まあ、OVAでは明言されませんが、原作ではFRX-00の評価試験名目で実は零を捜索していたわけなので、不要だけど母機で同行していたのかもしれません。
ちなみに、この「明言されていない」部分も重要だと思うんですがね。
OVAだとクーリィ准将ともども零のことはすっかり諦めているように見えてしまいます。

そして、グレイシルフ(原作では通常のジャム機)に撃墜された雪風がFRX-99(原作はFRX-00)に自己を転送します。
問題はその後ですね。
原作では機体には火災が発生していて、そのままでは零も危険な状況でした。
だからこそ、雪風は零を「射出」したのだと思います。
つまり、零を守るために自分にできる最善策を採っているということです。
しかし、OVAではグレイシルフさえ片付ければ零および旧機体に危険はなさそうに思えます。
単に旧機体を破壊するためだけに、危険を承知で(通常の射出シートは地上/低高度での射出はパラシュートが開ききらないために危険)零を射出したって感じですね。
まあ、零が居るまま破壊しないだけましともいえますが、そこは最低限のプロテクト(乗員の生命の保護)があるためでしょう。
旧機体の放置は、ジャムに情報を渡す危険があるとはいえ、この描写だとちょっと雪風が冷たいように思えてしまいますね。

続きも書いてしまいたいところですが、長くなりすぎるのでとりあえず今日はこの辺で。
OPERATION2以降は別途アップします。
スポンサーサイト

テーマ:オススメ本 - ジャンル:小説・文学

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。