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映画ローレライ
TVで放映された映画「ローレライ」を視ました。
戦闘シーンなどはなかなか良かったとは思いますが(突っ込みどころも満載でしたが)、脚本や演出にはいまいち納得できませんでした。
原作は読んでいませんので、原作どおりなのかどうかも分かりませんが、映画のみを対象として定番の考察や突込みをしてみたいと思います。
例によってネタバレを含みますので、いやな方は続きを見ないようにしてください。
・時代を感じさせない冒頭シーン
米艦隊との初戦闘シーンは良かったと思います。
ただ、後々明らかになるローレライシステムの最大の弱点はどうしたのかという疑問が後になって出てきますが…

その後、浅倉大佐から特殊任務を言い付かる絹見少佐(艦長)のシーンになりますが、どうも時代を感じません。
なぜか考えたのですが、二人の髪型にあるのかもしれませんね。
海上自衛隊みたいに見えてしまいます。

・米駆逐艦との戦闘
浮上して砲撃という戦術がそもそも×ですね。
潜水艦は浮上してしまったら水上艦のいい的です。
いくら巨大な砲を持っているとはいえ、動いている駆逐艦に一発で当てるのはかなり難しいですし、運よくあたったとしても、ミサイルじゃないんですから一撃で轟沈するなんて普通じゃありません。
被弾しながらも反撃されるのが落ちでしょう。
装甲が薄く、被弾したら潜行不能に陥ってしまう(そして浮上状態では明らかに性能で負けている)潜水艦では相手が輸送船など武装の殆ど無い目標でもない限り禁じ手です。

潜水艦の利点は隠密性に尽きますので、普通に考えるとここでは潜行したままの魚雷攻撃でしょうね。
なぜわざわざ危険を冒してまで浮上して砲撃するのか甚だ疑問です。

また、ローレライシステムの弱点、つまり攻撃の衝撃?でパウラが気絶してしまうというのが明らかになります。
上でもちょっと書きましたが、冒頭での戦闘シーンでは米艦船を撃沈したあと歌っているので、この辺は明らかに矛盾していますね。

・この時代で潜水艦への魚雷攻撃はありえない
伊507にはローレライシステムがあるので、まあ敵潜水艦に対して魚雷攻撃を加えるというのも理解はできますが、米軍側はそうは行きません。
潜水艦は3次元で動けるので正確な位置を特定するのは難しく、非誘導魚雷が命中する確立はかなり低いです。
誘導魚雷なんかも当時は実用的に使われては居ません(航空機搭載型のものは一部実用化されていますが)ので、対潜水艦戦で魚雷を撃ちまくるのは現実的ではありません。

・浅倉の陰謀
これもなんだか訳がわかりません。
結局ローレライシステムを渡しても渡さなくても、東京に原爆が落とされるのならなぜにこんなまどろっこしい作戦を立てたのでしょうか。
それに、最初から米軍に引き渡すつもりなら、息の掛かった部下だけで出撃させればよかったのではないかと思います。
戦闘せず単純に航行するだけなら有能な搭乗員など要らないわけですしね。
この辺はまったく持って理解不能です。

・テニアン沖での戦闘
ここはまあ良かったと思います。
ボールを落として手が挟まるなんて間抜けを除けば…
あれは蛇足でしょう。
何らかの故障が発生して、手動で切り離しをしないとN式潜が分離できない、けどその役目を果たすと必然的に溺死することになる…ってな設定なら(ありがちながら)感動的なシーンになったと思うのに残念ですね。

あと、敵潜水艦を待ち構えるのに、対潜哨戒機が出てこないのは疑問です。
外洋ならまだしも、空港が目と鼻の先にあるんですからね~

・B29は何をもたもたしているのか
敵潜水艦が目前に迫っているのに予定時刻を死守する爆撃機はどうかと思います。
日の出を待つというのもあるのかもしれませんが、10分や20分早めに発進しても問題は無いでしょう。
原爆の輸送>搭載がギリギリなら分かりますが、そういった描写もありませんでしたしね。

・バッテリー室に向かうのが先任将校なのはどうか
おそらく、わざわざ娘のことを話していた先任将校を死なせる脚本なのでしょうが、これはどうかと思います。
まあ、結局は全員まず助からないことは間違いない訳ですが、後は浮上して砲撃するだけなのですから、ここはむしろ既に身寄りの無い艦長が行くべきだったのではないかと。

それか、いっそのこと無意味な溺死を遂げた清永をここで使うとか。
ヒーロー的な献身自殺で、安直なお涙頂戴シーンを多用するのも考え物です。

・離陸した飛行機を主砲で撃ち落すとは…
これまでの話だと離陸準備中のB29を砲撃で破壊するor滑走路自体を破壊するということなのかと思っていましたが、ここに来て離陸した後に主砲で撃ち落しやがりましたorz
まあ、運よく命中すれば確かに撃墜はできるかもしれませんが(艦船と違って航空機ではやわらかすぎて信管が作動しない可能盛大ですけどね)まず当たりません。
いくら話を盛り上げるためだとは言え、せめて滑走中に破壊するくらいに留めて欲しかったですね。

・N式潜/伊507はこの後どうする?
どう考えても内地まで帰れるだけの航続距離があるとは思えませんから、良くて周辺の無人島に流れ着くか米軍に投降して捕虜になるか(と言っても終戦間近ですがね)です。
それが分かっていて切り離すなら、目的(原爆搭載機の阻止)を達成した後、皆で投降すれば良いんじゃないかと。
彼らを助けるような考え方であるのなら、再び潜行して自殺(まず助からないでしょう)の道を選ぶのは解せません。
若者だけが生き残れば良いってもんでもないでしょう。
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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

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